8月もいよいよ終わりに近づいてきました。
今月はGoodDuckでも、東洋医学で夏と関係の深い**「心(しん)」**をテーマに、さまざまな角度から夏の養生をご紹介してきました。
暑さが少し落ち着いてくる頃ですが、身体の中には夏の疲れが残っていることがあります。
「最近なんとなく疲れが抜けない」
「眠りが浅い」
「背中や首肩が張る」
「気持ちが落ち着かない」
そんな方は、夏の疲れをそのまま秋へ持ち越さないよう、一度身体を見直してみましょう。
## 8月は「心」をいたわる季節
東洋医学では、夏は五臓の中でも**「心」**と関係が深い季節です。
ここでいう心は心臓だけではなく、
* 血の巡り
* 睡眠
* 精神の安定
* 意識や気持ちの状態
などにも関係すると考えられています。
暑さによって汗を多くかき、さらに寝苦しさや冷房との温度差が重なる夏は、身体だけでなく心も消耗しやすい時期です。
## 食事から整える「五味」
東洋医学では、食べ物の味を
**酸・苦・甘・辛・鹹**
の5つに分けて考えます。
特に夏は、身体の熱を落ち着かせる**苦味**や、消耗した身体を補う**甘味**、汗をかきすぎる時に意識したい**酸味**などをバランスよく取り入れることがポイントです。
ひとつの味に偏るのではなく、さまざまな味を少しずつ食事に取り入れてみましょう。
## 色から整える「五色」
食材の色も、
**赤・青(緑)・黄・白・黒**
の五色に分けて考えます。
夏と「心」に関係する色は**赤**。
トマトやスイカ、赤パプリカなど、夏に旬を迎える赤い食材もたくさんあります。
ただし赤だけに偏らず、毎日の食卓に5色を少しずつ取り入れることで、自然と食事のバランスも整いやすくなります。
## 「心」とつながる感情は喜び
五臓には、それぞれ関係する感情があると考えられています。
心と関係するのは**「喜」**。
楽しいことや笑うことは心をゆるめてくれますが、予定を詰め込みすぎたり、興奮した状態が続いたりすると、身体が休みにくくなることもあります。
お盆や旅行、レジャーなど楽しい予定が多かった方ほど、
**「楽しんだあとは、しっかり休む」**
ことも大切な夏の養生です。
## 最近増えている「背中の張り」
今月、GoodDuckでは背中の張りを訴える方が多く見られました。
暑さと冷房の温度差、寝苦しさによる睡眠不足などが続くと、身体は知らないうちに緊張しやすくなります。
呼吸が浅くなり、肩が上がった状態が続けば、肩甲骨まわりや背中の筋肉にも負担がかかります。
そのため背中の張りは、単純な筋肉疲労だけでなく、
**「身体がうまく休めていないサイン」**
として現れていることもあります。
背中だけを強く揉むのではなく、肩甲骨・胸まわり・首・腕なども含めて全身をゆるめ、呼吸しやすい状態をつくることが大切です。
## 夏の終わりこそ身体を整える
8月が終わると、季節は少しずつ秋へ移っていきます。
ところが身体は、気温ほど早く季節についていけるとは限りません。
暑さによる疲れや睡眠不足が残ったまま秋を迎えると、だるさや体調の崩れにつながることもあります。
食事では五味・五色を意識する。
楽しい時間のあとは、しっかり休む。
そして身体の張りを感じたら、無理をせず一度ゆるめる。
特別なことをするよりも、**毎日の小さな養生を積み重ねること**が大切です。
## GoodDuckからひとこと
8月は「心」をテーマに、
**睡眠・食事・感情・身体の緊張**
についてお伝えしてきました。
東洋医学では、季節が変われば身体の整え方も少しずつ変わります。
9月からは、秋と関係の深い**「肺」**へ。
乾燥や呼吸、喉・鼻、そして夏の疲れから秋へ身体を切り替えていく養生についてご紹介していきます。
夏の疲れを秋へ持ち越さないよう、8月最後の身体ケアも大切にしていきましょう🌿
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